1_必要な部材がそろっているか確認してください
A:底板(厚19mm)・・・1枚 B:横板・・・2枚
C:裏板(厚12mm)・・1枚 D:アイアンバー・・・2本
E:ビス・・・8本 F:ダボ(木栓)・・・10個(予備2個含)
G:5.5mmスペーサー・・・2枚
H:壁取付金具・ビス・・・2ペア + 壁側ビス2本、石膏ボード用アンカー2本
2_取付に必要な道具
①+ドライバー ②木工用ボンド ③ヘラ ※ぼんどを塗るのに使います。
④ペーパータオル ※ボンドのふき取りに使います。
⑤なかづち ⑥のこぎり ※ダボのカットに使います。 ⑦紙やすり(240番)
〇あれば便利なもの
①電動ドライバー+ビット、※ネジの締め付けが楽です。
②クランプ、直角クランプ※木材の固定に便利です。
③つまようじ
3_作業手順
1. 仮組み
・作業台の上に木材をならべて、仮組みして位置や方向を確認してください。特に横板の左右や内外、上下が間違いやすいので注意してください。
2. 組み立て
①動かない壁を利用します。
クランプや直角クランプをお持ちの方は、それをご使用ください。
②床に5.5mmのスペーサーを2枚ならべ、その上に底板をのせ壁に押し当ててください。
③小口に木工用ボンドを薄く塗りヘラなどで、全体にまんべんなくのばしてください。
④横板ををツラになるように配置してください。
横板の左右や内外、上下を間違いやすいので注意してください。
⑤ビス止め
・再度ズレが無いか確認しズレがないか確認し、ビスをしっかり+ドライバーで締め付けてください。
壁に強く押し当て、底板と横板がズレない様に両方をしっかり手で固定しながらゆっくり締めてください。押す力:回す力=7:3程度
・ビスで締めると木工ボンドがはみ出てくると思います。ペーパータオルやつまようじなどを使いきっちりとふき取ってください。(ボンドが残っていると塗装する場合色がつきません。)
・
⑥反対側の横板の取付け
・底板の木口に木工用ボンドを塗ってください。
・先程、取り付けた横板の内側の穴にアイアンバーを差し込んでください。
・床板の裏にスペーサーを挟み、反対側の横板にアイアンバーを差し込み、ずれないようにしっかり押さえ、ビスを+ドライバーで締め付けてください。
⑦裏板の取付け
・作業台の上に、ラックを寝かせ、スペーサーを2枚ならべてください。
・裏板の木口に木工用ボンドを塗り、スペーサーの上に裏板をのせ、ビスで締め付けてください。
・はみ出したボンドは、きっちりとふき取ってください。
⑧壁取付け金具の取付け
・向きを間違わないように+ドライバーで締め付けてください。
・ネジが小さいので、ブラスドライバーは、小さい1番を使ってくださ。
⑨ビス穴隠しはしてませんが、完成
3.壁取付け金具の取付け(壁側)
①ラック側に取り付けた金具の中心から中心の距離を測ります。
45.5cmでした。
②取り付けたい壁側の位置に付属のビスを1本打ちます。完全に締め付けないで、6mm程度残してください。
③取り付けたビスのセンターから45.5cm測り、ビスを打ってください。
④取り付けたビスに、ラック側の鍵穴を合わせ引っ掛けてください。 引っかからない場合は、壁側のビスの出幅を微調整してください。
がっちり壁に取り付けることができました。
壁の素材が石膏ボードの場合はビスが利きませんので、付属の石膏ボード用アンカーを使う必要があります。
先に、壁への取付け手順を説明しましたが、ダボの取付けと石膏ボードアンカーの取付け方を説明いたします。
〇ダボの取付け ※別商品の写真ですが、手順は同じです。
①ダボ穴に適量木工用ボンドを垂らし、つまようじなどで穴の縁に塗ってください。
②ダボ打ち
・ダボをねじ込みかなづちで数回叩き押し込んでください。
注意:ダボは、杉の木で柔らかいのでやさしく数回たたいてください。
③ダボのカット
・ボンドが乾く前にのこぎりでカットするとダボが抜ける可能性があるため、はみ出たボンドが少し透明になってからのこぎりでカットしてください。
注意:木材にキズをつけないように気を付けながらカットしてください。数ミリ残ってもヤスリで削れるので大丈夫です。
④ヤスリで面合わせ
・スペーサーとして使った木材にヤスリ(240番)をあて、はみ出しているダボと木工ボンドを削ってください。
〇石膏ボードアンカーの取付け
1.ビスを取り付けたい壁面等にビスを3mm程度ねじ込み、抜いてください。
外したビスの先に白い粉がついていたら、壁面素材が石膏ボードです。ビスが利きませんので付属のアンカーを使う必要があります。
ビスが利く場合はそのまま固定してください。石膏ボード用アンカーを取り付ける作業は必要ありません。
最近の住宅の壁は、ほとんどが石膏ボードです。
2.石膏ボード用アンカーの取付け
付属の石膏ボード用アンカーを+ドライバーで壁にネジ込んでください。壁の面までしっかりねじ込みます。石膏ボードアンカーは、ビスで締め付けると右下写真のようにがっちり開き取り付けたい物を固定してくれます。
反対側も同じ作業です。
3.ビスの取付け
石膏ボード用アンカーにビスをねじ込み完全に締め付けず、6mm程度隙間をあけて微調整しながら、ラックを掛けてください。
いかがでしたでしょうか?木材をしっかり固定さえできればそんなに難しくはないと思うのですが・・・・・・
きっと国産材がもつ、木の温もりがお客様の心に安らぎを与えてくれるでしょう。と私たちは信じています。
是非、吉野材を使ったDIYにチャレンジして暮らしに国産材を取り入れてみてください。そして、私たちと一緒に持続可能な日本の林業を応援して頂けましたら幸いでございます。