1_必要な部材がそろっているか確認してください
A:底板・・・1枚 B:裏板・・・1枚
C:横板・・・2枚 D:アイアンバー・・・1本
E:ビス・・・11本 F:ダボ(木栓)・・・13個(予備2個含)
G:壁取付ブラケット・・・4個(2ペア)、ビス・・・4本、石膏ボードアンカー・ビス・・・4本
H:スペーサー・・・2枚
2_取付に必要な道具
①+ドライバー ②木工用ボンド ③ヘラ ※ぼんどを塗るのに使います。
④ペーパータオル ※ぼんどのふき取りに使います。
⑤マスキングテープ ※木材の固定に使います。
⑥なかづち ⑦のこぎり ※ダボのカットに使います。 ⑧紙やすり(240番)
⑨定規 ⑩えんぴつ
〇あれば便利なもの
①電動ドライバー+ビット、※ネジの締め付けが楽です。
②クランプ ※ボンドの強度が増します。
⑤水平器 ※水平確認に便利です。
⑥つまようじ
3_作業手順
1.仮ならべ 赤〇がビス穴です。
最初に仮組をして組み立てる木材の向きを確認してください。
①Aの底板を大きな穴のある面が裏になるように置いてください。
②5.5mmのスペーサーを当てBの裏板をAの底板の上に置いてください。
③Cの横板にアイアンバーを組み込みAの底板の上に置いてください。大きなビス穴がBの裏板側になります。
※縦横の寸法が似ていますので間違わない様に注意してください。
この様な姿になるように組んでいきます。
2.組み立て
①Aの底板とCの横板がツラになるようにマスキングテープで固定してください。
②木工用ボンドを塗ってください。
・木工用ボンドを塗りベラなどで全体ににまんべんなく伸ばし、木と木をこすり合わせるような感じで貼付けてください。(ポイントは薄く全体にです。)
・少しはみ出たボンドは後できっちりとふき取ります。(ビスで締めこむとまだ。ボンドがはみ出してきますので後の作業で大丈夫です。)
木工用ボンドは、完全に乾燥するまで24時間程度かかりますので焦って作業しなくても大丈夫ですが、使用するボンドにもよりますが、拭き取りは、1時間以内に行いたいです。
・反対側の横板にボンドを塗る前にアイアンバーを取り付けておくのを忘れないでください。
・裏板も同様に木工用ボンドを全体に薄くの伸ばしスペーサーを左右に挟んでマスキングテープでツラをだし、こすり合わせるような感じで貼付けてください。
クランプをお持ちの方は、クランプで固定して頂くと木工用ボンドの強度が増しますし、ビス固定の際に貼り付けた木材がずれることがないので作業がやりやすいです。
③ビス止め
・組み立てたラックを裏返し、+ドライバーで付属のビスを使い締め付けてください。全てで11か所あります。再度、木材のツラを合わせ木がずれないように注意しながら、上から力をかけ締め付けてください。締め付ける際は、押す力:回す力=7:3が理想です。
注意:ビスを締め付ける際に、木がずれないように注意してください。
④木工用ボンドのふき取り
・ペーパータオルなどで、はみ出したボンドをふき取ってください。
・角で拭き取りにくい場合は、つまようじなどを使い丁寧にふき取ってください。
注意:塗装する場合木工ボンドが残っているとその部分にオイルが染み込まにため色むらの原因となります。
⑤ダボ(木栓)でビス隠し
1.ダボ穴に適量木工用ボンドを垂らし、つまようじなどで穴の縁に塗ってください。
2.ダボ打ち
・ダボをねじ込みかなづちで数回叩き押し込んでください。
注意:ダボは、杉の木で柔らかいのでやさしく数回たたいてください。
3.ダボのカット
・ボンドが乾く前にのこぎりでカットするとダボが抜ける可能性があるため、はみ出たボンドが少し透明になってからのこぎりでカットしてください。
注意:木材にキズをつけないように気を付けながらカットしてください。数ミリ残ってもヤスリで削れるので大丈夫です。
4.ヤスリで面合わせ
・スペーサーとして使った木材にヤスリ(240番)をあて、はみ出しているダボと木工ボンドを削ってください。
5.壁掛け用ブラケットの取付け(ラック側)
・使い道によってブラケットの取り付ける位置が異なります。
・Aの場合、ブラケットは、上部左右の角に合わせて付属のビスを使い+ドライバーで取付けてください。
注意:ブラケットの山が下向きになるように取り付けてください。
・Bの場合、下から5mm程度離したところにブラケットの山が上向きになるように付属のビスを使い+ドライバーで取り付けてください。
※ブラケットは、1セットのみですので、別途お買い求めください。
6.壁掛け用ブラケットの取付け(壁側)
1.ラックを取り付けたい位置に印を付けます。(左側)
・今回は、Aの様に使おうと思います。
床から90cmのところに印を付けました。(左のビス穴中心)天板の仕上がり高さは、92.5cmになります。
ブラケットを壁に当て、壁にビス位置の印を付けます。
2.石膏ボードアンカーの取付け(左側)
印を付けた位置にビスをねじ込み穴をあけ、ビスを抜いてください。ビス先に白い粉が付いています。これは、壁材料が石膏ボードであるためです。ビスが利きません。ビスが利く場合は、石膏ボード用アンカーを使う必要はありません。
・付属の石膏ボード用アンカーを+ドライバーで壁にネジ込んでください。壁の面までしっかりねじ込みます。石膏ボードアンカーは、ビスで締め付けると右下写真のようにがっちり開き取り付けたい物を固定してくれます。
3.ブラケットの取付け(左側)
・アンカーにブラケットを取り付けてください。
これで、左側にブラケットが付きました。
4.ブラケットの取付け(右側)
・ラック側のブラケット、左の中心から右の中心までの距離は、45cmですので、先ほど壁に取り付けたブラケットを基準に45cm離れたところに右側ブラケットの中心が来るように印を付け、先ほどと同じ作業でブラケットを取り付けてください。
説明は、省略させていただきます。
7.ラックの取付け
・ラックのブラケットを壁面ブラケットに上部からスライドさせて完成です。
・翌日、自然系植物性オイルを塗りました。
いかがでしたでしょうか?そんなに難しくはないと思うのですが・・・・・・
きっと国産材がもつ、木の温もりがお客様の心に安らぎを与えてくれるでしょう。と私たちは信じています。
是非、吉野材を使ったDIYにチャレンジして暮らしに国産材を取り入れてみてください。そして、私たちと一緒に持続可能な日本の林業を応援して頂けましたら幸いでございます。