吉野杉と長ネジでオリジナルラックを作ってみよう。Lets’ try DIY
探しているサイズの収納ボックスが無い・・・あるけどちょっと違う感じがする 作ってみようかな?めんどくさいし、難しそう。
でも、今回 紹介するDIYは材料さえ揃えれば、誰でも簡単!自分好みの丈夫なラックが作れますのでご紹介いたします。
是非、DIYにチャレンジしてみてください。きっと、楽しいと思います。
〔構想:図面を書く)
棚を置きたい場所の寸法を測り、棚の大きさを決めます。高さ、幅、奥行、段の間隔。置きたいものが決まっていればその大きさに合わせればいいですね。手書きでいいので、図面を書き材料を拾い出します。私は、無料版のスケッチアップで図面を書いています。
今回の棚は、camp道具を収納するイメージで制作しました。背の高いランタンや背の低いものまで様々ですので、左右変則的な高さの棚にしてみました。脚が6本で強度が増すためぐらつきもありません。
〔材料)
・木材 1×10 吉野杉t19mm×w235mm L=910mm 4本 @1,750円※×4本=7,000円 ※店頭20%割引後の1本当り価格
3本は、加工無しそのままのサイズですが、1本を40cm×2本カットします。
・長ネジ 3/8インチサイズ 1m 6本 約840円
・六角ナット3/8インチサイズ 46個 約600円
・ワッシャー3/8インチサイズ用 52個 約700円
・袋ナット 3/8 12個 約730円
1万円程度で制作できます。
木材以外は、ホームセンターで調達しました。ステンレス製のものもありますが、今回は鉄製のものを調達しました。
〔準備するもの〕
・レンチやスパナ:ボルトを締めるのに使います。
・ヤスリ:240番程度 木材の毛羽たちや角を滑らかにするときに使います。
・コンベックス:棚の位置決めや長さを測るときに使います。
・丸のこ、電動ドライバー、10mmドリルビッド 木材のカットや長ネジを通す穴開けに使いますが、工具の無い方は、当社の工具をお使いください。ホームセンターでも加工してくれます。
(製作)
1_棚板
棚板の四隅。1.5cmの所に印をつけドリルで穴を開けます。
3枚同時に開けました。910mm3枚を重ねしっかりとクランプで固定し、ドリルガイドを使ってまっすぐに穴を開けます。
一枚ずつ開けると、微妙なズレが生じた場合に長ネジが入らない場合があるため今回は、こうしました。
次に、40cmにカットした棚板にも同様に位置に印を付け穴を開けていきます。
写真は、開けた穴に仮で長ネジを通して位置を合わせています。
穴を開け終えれば、ヤスリで穴を開ける際にできた毛羽立ちや鉛筆の線を消します。3枚目の画像は、一番底の板の裏面ですが1回で穴を開けるとどうしても穴も周りが割れきれいなまん丸い穴になりません。細いドリルで下穴を開けてから表から半分、裏から半分開けると裏面もきれいな穴を開けることができます。今回は、ワッシャーで隠れますし手抜きしています。
棚板に塗装をされる場合は、組み立て前に塗られることをおすすめします。
2_組立て
一番底の板と長ネジを固定していきますが、ラックの基礎となりますので、高さを正確にそろえるところがポイントです。
基本が狂っている後の部分も微妙に狂ってきます。
①6本の長ネジにボルトとワッシャーを入れます。(下から10cmのことこまで)
②長ネジの上になる方から棚板に長ネジ6本を差し込みます。
③ワッシャー、ボルトの順番で、長ネジの上からボルトをくるくる回し板の上まで下げていきます。この作業がつらいです。子どもさんがいたら楽しくやってくれると思いますが・・・・・
④本締め
再度、棚板の底面が正確に下から10cmになっているかを確認し一番下にあるボルトを回し微修正します。(6本)
OKならば手で上のボルトを板に当たる所まで下げて最後はスパナで締め付けます。(6本)
⑤二段目の組立て
・ボルト、ワッシャーの順番で、長ネジに通し棚を設置したい高さまで下げていきます。(4本)
・板の水平を保ち長ネジに差し込んでいきます。
・締め付け手順は、先ほどと同じです。
⑥3、4段目
手順は、おなじです。
⑦5段目(一番上)
・ボルト、ワッシャーの順番で、長ネジに通し棚を設置したい高さまで下げていきます。(6本)
・棚板を長ネジに差し込みます。
・袋ナットを長ネジ頭に取付けスパナで締め付けます。※一番上の棚は、袋ナットを締め付けると自然と棚の上面が決まりますので、底面のボルトを締めて固定します。
6本の脚で固定していますので、安定感もありしっかりしています。
⑧長ネジ底への袋ナットの取付け(完成)
・キズ防止と高さ微調整のため、底に袋ナットを取り付けて完成です。1.5cm程度高さ調整できます。
設計どおり高さもちょうど良く、単行本を置くにもちょうどいい高さです。まぁ、高さは、簡単にいつでも変えることができます。
アイアンハンガーとS字フック、ディスプレイレールも取り付けましたのでとても機能的なラックの完成です。
木材カット、写真を撮影しながら一人での作業でしたが約3時間で完成しました。
いかがでしたでしょうか?
今回は、変則的な多段のラックですが、シンプルなラックですととても簡単に製作できます。
ホームセンターでの外国産のツーバイ材選びは、反りやヤニがでていて狂いのある材も多くありますので難しいですね。
是非とも、国産材を使って頂けましたら幸いです。
少しでも多くの方が国産材を使って頂くことの積み重ねで、国産材需要が回復し日本の森を次世代に引き継ぐことができます。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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