DIYの幅が広がる電動ドライバーと便利な先端ビッド【DIYを始めたいと考えている方向け】

🌲DIYのエントリー工具とも言える電動ドライバー。ネジの締め付けや、ボルトの締め付け、穴開け、研磨など、先端ビッドを変えるだけで様々な作業ができます。電動ドライバー1台あればDIYの作業が劇的にはかどりDIYの幅が広がる道具です。
 電動ドライバーに憧れ、買おうか買わないかを迷っておられる方も多いのではないでしょうか?
 実際に私もそうでした。始めた頃は、父の古い電動ドライバーを借りて作業していましたから・・。

 この記事では、日曜大工士・DIY工作アドバイザーのまーぼぉが経験をもとに、「電動ドライバーの選び方」「DIYの幅が広がる便利な先端ビッド」について詳しくご紹介します。
 DIYを始めたいと考えている方にとって、少しでも役に立てば幸いです。

🌲電動ドライバーの選び方
  電動ドライバーには、「ドリルドライバー」と「インパクトドライバー」という種類があるのをご存じでしょうか?
 ドリルドライバーは回転のみ。インパクトドライバーは、回転+打撃でネジを締め付けます。
 両方の違いについては、最近ではAIが教えてくれますし他の方も詳しく解説していますのでここでは、サラッと触れたいと思います。

「ドリルドライバー」
 万能です。打撃が無いため、軸ブレがなく綺麗な穴をあけることができます。DIYの入門工具?
 小さな家具の組み立てやちょっとしたネジ締めやDIYをするのに使うと言ったイメージでしょうか。
「インパクトドライバー」
 パワーがあります。太い木材に長いネジ打つ、硬い材料にネジを打つ、大量のネジを打つ、ボルトを締めるなど本格的にDIYをするのに使うと言ったイメージでしょうか。多少軸がぶれるので、繊細な穴開けをするには、ドリルドライバーに軍配があがりますが、慣れれば普通に穴を開けることができます。

さて、どちらを選びますか?
 使用する場面により使い分けるのがベストかも知れませんが、2台も必要ないですよね。
 これから趣味として本格的にDIYを始めたいと思っている方なら、「インパクトドライバー」を、そんなに大きな板でDIYをしない言う方には、「ドリルドライバー」を選ぶことをおススメします。
 本格的にDIYを始めるとどうしてもパワー不足がストレスになり「インパクトドライバー」が欲しくなってくると思います。

★選ぶ際のポイント
 同じドライバーでもいろんなメーカーからいろんな機種が販売されており価格にも幅があります。メーカーの違いによる電動ドライバーの機能にはほぼ違いがありませんが、電動ドライバー性能はバッテリーの電圧(V)アンペア(Ah)で違ってくるところが多く、価格差もこの2つによるところが大きいです。

〇電圧(V)
 3.6V~18Vが主流で販売されています。
 電圧は、高い方がモーター出力が高くパワーがあります。おススメは、14.4Vか18V。
 18Vの方が性能、パワーとも14.4Vに比べると有利ですが、重くて高価になってしまいます。
 14.4Vの方が軽く取り回しが良いですが、負荷のかかる作業を長時間続けるとモーターが熱くなり停止することがあります。

〇アンペア(Ah)
 1.5Ah~6.0Ahが主流で販売されています。
 アンペアは、バッテリーのモチですね。
 アンペア数が大きいと長時間作業することができます。週末DIY用なら3.0Aもあれば十分だと思います。5.0や6.0は、建築現場のプロ職人さん用と考えていいと思います。

🌲まとめ:DIYを趣味として長く使うなら・・・
 当然、ハイスペックの高価なものが良いのでしょうが、宝の持ち腐れのなってしまいもったいないです。
 DIYを趣味として長く使うことを目的とするなら、インパクトドライバーの14.4V 3.0Ahが個人的には良いと思います。また、予備バッテリーはあった方が良いと思います。
 本体のみの販売やバッテリーと充電器セット、予備バッテリー付きなど様々なバリエーションで販売されています。バッテリーは消耗品ですが、本体は壊れたことがありません。
 中古品でも十分だと思います。
 あと、打撃モード切替え機能があると、小ねじなどの繊細な締め付けがストレスなくできるので便利かと思います。
 また、DIYで始めて買う電動工具が充電ドライバーと言う方が多いと思いますが、DIYにハマってしまうと、例えば充電式のサンダーやジグゾーも欲しくなってくることがあります。
 同じメーカーならバッテリーを使いまわしすることができますので、最初のメーカー選びも重要です。今は、他社メーカーの電動工具に合う変換アダプタも売ってますが・・・

 下の写真は現在、メインで使っているインパクトドラーバーです。
 2014年発売のマキタTD148Dと言うモデルですが、5年ほど前に中古で安く買いました。(今調べました。そんなに古かったのか!)でも、十分すぎる性能とパワーがあります。

 

 私は、今使っているインパクトドライバーに一切不満はないですが、新しいモデルはもっと性能が良いのだろうか・・・・・。
 
🌲DIYの幅が広がる便利な先端ビッド
 充電ドライバーが1台あれば、さまざまな作業が効率良く正確にできDIYの幅が確実に広がります。

 ここでは、私が実際に使ってこれはいいな!便利だな!と思ったものをご紹介させて頂きます。

 ホームセンターに行くと、様々なメーカーからいろんな種類のビットがならんでています。
 一般的に使用頻度の多いビットは、プラスビット・ドリルビットでしょうか。
 他には、マイナスビット、木工用ボアビッド、ボルト用のソケットビット、六角ボルト用の六角ビット、研磨用ビットなどさまざまなビッドがあります。
 +、ー、ドリル、六角、ボルト用など複数のサイズがセットになった商品もありどれを買おうか迷ってしまいます。セット商品が少しお買い得な気がしますね。
 始めてビットを買うならセット商品で始められてはいかがでしょうか。 
 セット商品でも十分に工具としての目的を果たしてくれます。しかし、あまりにも安いものは、耐久性に問題があるかもしれません。
 全てのメーカーのものを使って研究したわけでもなく使い方にもよると思いますが、よく使っているサイズのドリルビットやプラスビットは、折れたり、先が潰れてしまいましたね。
 折れた時は、単品で少し良いものに買い替えています。
 特にインパクトドライバーでビットを使う場合は、素材や強度・仕様に気を遣う必要があります。
 〇プラスビッド
 
 いちばん、使用頻度の多いプラスビッドは、右からの3つです。ビッドにくびれがり、中央の細い部分で衝撃を緩和してくれビットやネジ頭への負担が軽減されるという仕様のものです。
 確かに謳い文句の通りでその耐久性を実感しています。また、先端がマグネット付きなので、ネジを落としにくいのも便利でお気に入りです。
 一番良く使うののが、左から2つ目の+2のサイズ3つ目は+1サイズ、一番左は同タイプのロングタイプです。電動ドライバーは頭が大きいので、壁際や狭い所で使うときは、ビス頭に短いビッドが届かない場合があり長いビットがあると便利です。
 使用頻度の多いプラスビッドは、耐久性のあるビッドで、ショートとロングの2タイプ持ちをおススメします。
 
 〇ビスの下穴・皿取り・ダボ穴ビッド
 木材を固定する時に一般的によく使うのがボンド、釘、ビス、ダボ継ぎ、ビスケットジョイント、継手など様々ありますが、DIYで木材を接続するには、「ボンド+ビス」が最強だと思います。ダボ継ぎ、ビスケットジョイント、継手は、かなりの精度が必要ですし時間がかかってしまいます。正確に組まないと強度も出ないとも聞きますのでとてもハードルが高いです。ビスが見えないと見た目もキレイで、憧れますが・・・・・。
 このビッドは、スターエムという会社の製品で、ビスを打つ際の下穴開け+皿取り加工+ビス埋込用穴開け、埋木栓取りができる欲張りなビッドでおススメです。ビス頭が隠れ見た目もきれいに仕上がります。
  
 ・普通にビスを打つ場合・・・・・
  2~3mm程度のドリルで下穴を開けます
 
   
 ・皿取りしてビスを打つ場合・・・・・
  今回おススメするビットで皿の位置までドリルを進めます
  
  
 ・ビス穴埋めする場合・・・・・
  今回おススメするビットを木材の半分程度まで掘り進めます。
  
 ・3つの下穴を比較するとこんな感じ
  

・ビスを打ってみるとこんな感じ
  
 ・同じ木で埋木栓を作れます
 

簡単に木栓が作れ、ビスを隠すことができる一石三鳥のビットです!

 〇ちょっと下穴&ビット
  下穴あけ、面取り・ビス打ちがこれ1本でできます。
  
 薄い板同士を皿取りし、ビスを打ちたいときに、通常の皿取りビッドでは、ドリルが長くて貫通してしまいますがこれならちょっとだけ下穴をあけることができます。
 反対側は、プラスビットになっています。

 〇センター出しドリル
  丁番などのネジの頭が飛び出ない皿ざくり穴のセンターに下穴を開けるビットです。
  結構、穴の真ん中に下穴を開けるのって難しくないですか?どうしても少しズレてしまいうことが多いです。少しでもずれてしまうと、ザグリ穴のためずれた位置がセンターとなり取付ける金具もズレてしまいます。
 このビットを使えばそんな問題も解決できる優れものです。

・先端が、テーパー状に角度が付いていますので、皿穴にピッタリ収まり自然とセンターを捉えます。そして、ドライバーを回転させながら押し込むと穴からドリルが出てきて皿穴の真ん中に穴を開けてくれます。
 また、取付けもワンタッチでOK。ドリルビットの上に被せてるタイプですので、ビットを付け替える手間が省ける優れものです。

 今回は、便利で機能的な3つのビットを紹介させていただきました。

 電動ドライバーが1つあれば様々な先端ビットが使えるのでDIYの幅が大幅に広がります。
 物が溢れ、量産された製品がネット等で簡単に手に入る世の中ですが、DIYは、既製品にはない「自分らしさ」を家に取り入れる素晴らしい趣味です。    
 DIY仲間が増えたらうれしいなぁー
 木材は、日本の森を守るためにも国産材をお使い頂けますと幸いです。

 DIY Lifeで、素敵な週末を!
    
 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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