木材の含水率

今日の吉野は、とても温かい一日でした。
今日は、作業場で広葉樹の一枚板の平面だしをしていました。





いつもお世話になっている寺本木材さんの倉庫にあった木材です。よく乾燥しています。
 反りやねじれがあるので、自作治具とルーターで平面出しをしました。
 片耳の一枚板ですのて棚板、ベンチにちょうどいいサイズ感です。穴を開けて、フローティングブラケットで棚にするのがオシャレな使い方かも知れません。
 仕上げが終わったらご紹介したいと思います。

 さて、今日は木材の含水率について、少しお話ししたいと思います。
 今日、実家のガレージに、杉の板が置いてありました。父が無人販売店で買ってきたそうです。
 
 手前の2枚が無人販売店で買ってきた木材です。厚み9mm幅200mm長さ2m程度でしょうか。1枚500円と言ってました。安い?高い?まぁ本人が納得して買ったのだから問題はないです。
 ちょうど今日、含水率を測ったとこでろでしたので、ついでにこの木材も測ってみました。
 
 ちょっと光って見にくいですが、15.9%です。
 簡易測定器なので誤差があることをご了承ください。
 
 木材は、乾燥が重要という事は皆さんご存じかと思います。
 含水率とは、木材の乾燥している部分と木に含まれている水分の割合で、低い程乾燥していて、のちの反りや割れなどの狂いが少なくなります。
 JASでは、構造用製材の含水率は20%以下、集成材は、15%以下と定められています。
 無垢材を構造材として使うには15%以下が望ましいと言われています。内装材として使う場合は、8%以化と言われています。
 厚み9mmの幅広板で含水率15.9%は、このまますぐに使えば必ず反るだろうなぁー(私の経験上の話です)私なら、少し日陰で放置させて含水率が10~12%になってから使うかな。
 父にもそのように伝えました。
 この木材の含水率の変化を追っていきたいと思います。
 当社の製品は、13%以下の木材を使用していますので、すぐにご使用して頂けます。

 お読み頂きありがとうございます。
 良き週末をお過ごしください。

 
 

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