木材選びの参考に – 木材表面の仕上がりはどれがいい?

お疲れ様です。
今日は1月21日。ものすごく日がたつの早い様な気がしてなりません。一日30時間あればいいのになぁーと思う今日この頃です。
限りある人生・時間、毎日大切に使いたいものです。

さて、皆さんは木材を購入する時に、木材表面の仕上げを気にしたことがありますか。
恐らく、キズや割れがの無い表面のキレイなものを選んでいると思います。
それは、それで正解です。
でも、細かく言うと、仕上げにも種類があるんです。
今回は、「販売されている木材の表面仕上げについて」販売する立場からお話ししたいと思います。
木材の豆知識として知って頂けたら幸いです。

🌲仕上げの種類

木材の表面を整えることを”仕上げ”と呼びます。
大きくは4種類あります。
◆荒仕上げ
◆プレナー仕上げ(モルダー)仕上げ
◆サンダー仕上げ
◆超カンナ仕上げ

荒仕上げ

荒仕上げは、荒材・ラフ材とも呼ばれています。
ノコギリで製材した状態の表面で、ノコ葉の跡が残り表面が粗い状態です。
製品にする前の状態で、歪みや寸法狂いがありますが安いです。

用途
主に、構造材の下地や目に見えない場所の柱で、ヴィンテージ風の家具や木の素材感をそのまま残したい時にはそのまま使う時もありすが、DIYで家具などを作る場合は、改めてサイズを整えたりカンナやサンダーで表面を整えたりとひと手間も二手間もかかる仕上げです。

道具があれば、自分で荒材から仕上げるのも楽しいかも・・・・・
吉野杉の荒材 ↓


◆プレナー仕上げ(モルダー)仕上げ

荒材をプレナー(自動カンナ盤、モルダー)と言う機械に通して表面を整える仕上げです。
表面の平準化と同時に規定の寸法に仕上げることができます。
表面にナイフマークという刃の跡が残ったり、うっすら線がはいったりしますが、まぁまぁ綺麗な状態になります。また、「鼻落ち」といいまして、板の端(最初と最後)が少し深く削れてしまいます。これは、機械の送りローラーの圧が最初と最後は均一でないためどうしてもえぐれてしまいます。
まぁ、その分はカットすれば良いのですが、材料ロスが発生してしまいます。

用途
構造材として、壁の内部や土台など見えない部分に使われることが多いです。
DIYで使われる場合も、用途に応じて、カンナやサンダーで最終仕上げする必要があると思います。

ホームセンターで「仕上げ材」として扱われている木材は、プレナー仕上げですね。(いつも行くホームセンター)2×4材もプレナー仕上げで販売されています。

●工房で使用しているプレナーです。
・一本刃でなく、ヘリカルカッターヘッドのため、ナイフマークはほとんどでません。
・寸法の調整もこの機会で行います。
 デジタル計が付いていて0.01単位で削れます。


・先程の荒仕上の吉野杉をプレナー仕上げします。


プレナー仕上げ後が下の画像です。

うっすら線が残っています。鼻落ちは無いです。
こちらは、美しく仕上がった方だと思います。刃のメンテもきっちりやってますので・・・

別も木材もフレナー仕上げしてもました。

左の白太は、毛羽たちが目立ちますね。
右の赤身は、美しく仕上がっています。
材料の種類や繊維質によっても仕上がりが違います。

下の写真は、プレナー仕上げの仕入れた木材です。
鼻落ちが分かってもらえる画像です。

◆サンダー仕上げ

プレナー仕上げされた木材をサンダーと言う機械に通して表面を整える仕上げです。
プレナーで残ったナイフマークや刃の跡、毛羽立ちを0.1~0.3mm程度研磨して美しく仕上げます。
当店では、最終240番のサンダーで仕上げています。

●工房で使用しているサンダー(ドラムサンダー)です。
一定の高さを保ちながら、中のドラムが回転し、均一に木材を研磨します。
・0.1mm単位であまり圧をかけず、何回も通して平準化していきます。




・先程のプレナー仕上の吉野杉をサンダー仕上げします。


プレナーの刃の跡も消え美しく仕上がりました!
オイル塗装をする場合、240番がいちばんオイルの浸透が良い気がしますので240番で仕上げさせて頂いています。
もちろん、もっとサンダーの番手を小さくするとすべすべになります。超カンナにはカナイマセン。

◆超カンナ仕上げ

プレナー仕上げされた木材を超カンナ盤と言う機械に通して0.1mm以下の精度でスライスして鏡面のように表面を整える仕上げです。

用途
高級家具や木肌の美しさや手触りを重視する建具や内装材として使われます。

残念ながら、当工房に超カンナ盤はございません。

まとめ

木材の表面仕上げは、「どれが一番良い・悪い」というものではなく、用途や仕上げ方、かけられる手間によって最適なものが変わります。

・コストを抑えたい、下地や構造材なら → 荒仕上げ・プレナー仕上げ
・DIYで少し手を加えたいなら → プレナー仕上げ
・そのまま使いたい、塗装や仕上がりを重視するなら → サンダー仕上げ
・木肌の美しさ・手触りを最大限楽しみたいなら → 超カンナ仕上げ

見た目だけでなく、「どこに使うのか」「最終的にどう仕上げたいのか」を考えて選ぶことで、木材選びはもっと楽しく、失敗の少ないものになります。

今回の内容が、木材を選ぶ際のひとつの目安や豆知識として皆さんのお役に立てれば幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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